Rasberry piその  2

Raspberry pi(ラズパイ)と リアルタイムクロック(RTC)

 

ラズパイは、RTCを持っていないのでNETに接続出来ないところでは、時刻がわからない。

そこでラズパイにRTCを付けてみた。(写真-1)

動作手順

1,ノートパソコンとラズパイをLANケーブルで接続しそれぞれの電源を入れる。

2,ノートパソコンとスマホテザリングを行いノートパソコンをNETに接続する。

3,ラズパイのプログラムを起動する。

  今回は、温湿度測定プログラム

4,VNCの画面(図-1)で

 ① ラズパイのシステムクロック日時を 

  1  sudo date --set='2023/5/11 10:56:00'と設定したい日時を入力する。

    システムクロックに入力した日時が下段に表示される。

 ②設定後の日時を 2 timedatectlで表示すると

   Local timeとRTC timeが違っている。

 ➂ここでテザリングをOFFにする。

 ④  3 sudo hwclock -wでシステムクロック日時をRTCに書き込む。

 ⑤  4 再度日時を確認するとLocal timeとRTC timeは同じになっている。

    RTC time は世界標準時で表示されるので9時間差がある。

5,(図-2)はVNCの画面で表示された日時の変化です。日時設定後はRTCにもとづいて、

 タイムスタンプが記録されていきます。(図-1)(図-2)は設定日が違います。

 

これでラズパイをスタンドアローンで使うことができます。

 

 

Raspberry pi その 1

Raspberry pi(ラズパイ)  と Arduino Uno(ウノ)

 

NET上で人気のあるマイクロコンピュータ

ラズパイとウノを使用してアナログ電圧の測定をしてみた。

ブレッドボード上に抵抗を並べ5Vのウノの電源電圧を3分割し測定を

した。(図-1)

 

測定手順

1,ラズパイよりスタート信号をウノに送ります。

    測定間隔は5分間に設定

2,ウノは①電圧測定(測定時間は100μ秒だそうです)

   ②電圧測定結果の平均値の計算③電圧値の計算(ADコンバータは

   10ビット)

3,それぞれのデータをラズパイに送信します。

4,ラズパイは、それらのデータを日時、電圧値を画面に表示すると

   ともにSSDに記録します。(表-1)

 

思ったよりもうまくいけている感じです。

 

 

 



     音声入力

 

8月より 通常点検表の 数値データを音声入力で行ってみた。

 

手順

1、スマホのメールに数値データを読み上げ入力していく。(iphone ios15.6)

2、入力されたメールをパソコンに送信する。

3、メールの数値データを作成中の通常点検表Sheetの余白に貼り付ける。

4、貼り付けた音声データ(テキスト形式)を分離し、その後 実数に変換する。

5、実数を通常点検表 内の指定されたセルに入力する。

 

問題点

イ、数字と数字の間に半角スペースが入ることがある。

   無意識のうちに息継ぎをしている。データ数48ヶ中最大5ヶ位

   (”1”と通常点検表内のセルに入力して後で”晴れ” ”2”と入力して後で

   ”曇り”と変換するなども数値データ ”1”または”2”として入力している。)

 

   修正はパソコンのOutLookの受信画面で半角スペースを削除している。

           半角スペースの位置、有無は、よくわかるし容易に修正できる。

 

ロ、  ゴ(5)と入力すると”号”と変換されることがある。

   "ファィブ(five)"と入力すると誤変換はない。さすがにアメリカ製

   です思わず笑ってしまった。

 

ハ、  マスクは、外して入力している。車のエアコンは雑音にはならない。 

 

数値データの読み上げ方

   101,53.6,54.7,1・・・・・・・ 

   の場合は、 イチ ゼロ イチ トウテン ファイブ サン ドット

   ロク トウテン ファイブ ヨン ドット ナナ トウテン イチ

   ・・・・・・・

   トウテン は(読点)区切り記号  ドット は(点)小数点

 

図1

 

 

音声入力は 

  数値データ入力時間は、Keyboard を打つよりも早い 入力も容易。

   これで、Keyboardより数値データを打ち込む必要はない。  



  

     

     

 

毎月の通常点検表

 

1年程前より添付ファイルにしてメールでお客様に提出しています。

車の中でデータをエクセルシートに入力してPDFに変換して

スマホテザリングで送信します。

メールで送信することにより

 

1,紙も、印刷インクも、綴るファイルも、不要です。

  SDGsに繋がります。

 

2,ファイル容量は200Kbyte程度です。

  電器店で32GBのUSBメモリが1000円でした。

  160000ヶも入ります。

 

3,「判子下さい」「サイン下さい」も不要です。

  コロナ対策になります。

 

4,メールの送信日時と受信日時は、同じです。

 

5,帰宅する前には、車の中からスマホで「メール送信させていただきました

  これで帰らせていただきます。ありがとうございました。」

  の挨拶をして帰宅します。

メインELB分岐MCB

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ある受託先の電灯盤です。

大きな鉄箱の中に電気工事店が漏電ブレーカー、安全ブレーカーを組み込んでいます。

「メインELB分岐MCB」の理想の形です。(左側は動力盤になっています)

コンセントの分岐回路にはメインよりも低い感動電流で動作するELBを使用して

います。

より安全に配慮した作りになっています。

 

 

非常用発電機

月度点検の項目の中に非常用発電機があります。

消防法に定められた消防用設備の非常電源で常用電源の停電を検知してから

40秒で電圧を自動で確立します。

定格負荷で1時間以上運転できるようになっていて

その燃料タンクの容量は、2時間以上運転できる容量があります。

 

消防法では、イ、屋内消火栓や ロ、スプリンクラーは30分稼働することが

必要です。

そうすると消防設備 イ、ロ の稼働時間に対して燃料タンクは、4倍の容量を

持っていることになります。

最低 必要な稼働時間を満たすには、燃料タンクに1/4燃料があることが必要です。

 

そこで私は、いつも余裕をみて受託先に燃料タンクの残量が1/2 になったら

燃料補給をお願いすることにしています。

 

 

基幹給電制御所

 

先日、研修会で基幹給電制御所を見学させていただきました。

電力管内の500KV、275KV送電の管理をする部門です。

 

壁いっぱいのグラフィクパネルに管内全域の発電所、開閉所、送電線が表示

されています。

送電する電力量の大、小に応じて送電ルートを切り替え効率よく安全になる

ように送電ルートを選定します。

送電線に流れている電流は、グラフィクパネルに表示されます「万A」の

単位です。

 

グラフィクパネルの横に雨雲レーダーの表示パネルと雷警報が表示される

ようになっています。

雷が近ずくと落雷が発生しても被害が少なくなるように送電ルートを

切り替えるのだそうです。

 

近代的な電力制御システムと雷の取り合わせが何とも不思議です。

切り替え操作をされる時に操作員の方は「桑原桑原桑原」とおまじないを

されるのでしょうか?