パソコンの電源が落ちる

月度点検にお邪魔するとそこの責任者の方から

「キュービクル内のトランスのタップを上げて欲しい」といわれました。

「なぜタップを上げるのですか?」と聞くと。

コピー機が動作するとパソコン(ディスクトップパソコン)の電源が落ちて

しまうのだそうです。

 

1、タップは、電力会社の変電所からの距離によって決まっているので変えることは、

  出来ません。パソコン以外の機器に悪影響を与えます。

2、パソコンの電源が落ちてしまうのは、電圧が60%程度落ち、それが0.2秒継続

  した時です。(前に”瞬時的な電圧降下が機器に与える影響について“

  という講習を受けたときに説明資料のグラフに書いてあった記憶があります)

  タップを上げてもそんなに上げることは、出来ません。

3、コピー機とパソコンを同一コンセント回路で使用しています。

4、今ままでもパソコンの電源が落ちてしまう経験があるのかUPS(無停電電源

  装置)を使用しています。UPSも寿命がきているのでしよう。

 

コピー機とパソコンを同一コンセント回路から取らずコピー機を単独回路で分電盤より取ってくださいと説明しました。UPSを使用しているよりも本質的な解決方法だと思います。

「誰がタップを上げたらいいと言ったのですか?」と聞いたら「電力会社の人です」と言われました。言うはずないでしょう。いろんなお客さんがいます。